雪女(ゆきおんな)
『百怪図巻』より「ゆき女」
人気も高く、非常に有名な雪の妖怪。
どのような物語、または伝承でも、美女として語られる事が多い為か現代での創作物でもまず間違いなく美女として登場する羨ましい妖怪。
雪はとかく視界が悪くなり、精神的にも妖怪を見やすくなる為、雪国では多数の地域で雪女の伝承がある。
また、小泉八雲（またはラフカディオ・ハーン）の有名な『怪談』に出てくる雪女の話は、まさかの東京は青梅での話である。雪国に限らず、雪降る所にはどこにでも現れるのだろう。
雪女は海外のマーメイドに似て儚く切なく報われない物語で描かれることが多いのも、雪の性質を汲んでいるものと想像できる。
もしあなたの元へ雪女かと思われる美女が現れた場合、例えどんなにあなたがしたくとも、一緒にお風呂に入るのだけは避けなければならない。大切な人が溶ける様を見たいのなら別だが。。。
『画図百鬼夜行』より「雪女」
