逆柱(さかばしら)
『画図百鬼夜行』より「逆柱」
逆柱は家屋に起こる怪異であったり、柱そのものが妖怪となったもの。
木造建築における言い伝えの一つでもあり、本来木が生えていた向きと逆向きに柱を作り据えることで、家鳴りや怪現象が起きてしまう。
また、「完全な建築物はあまり良くない」という考えから、あえて建造物の柱の内の一本だけを逆柱にしたりもするらしい。
日光東照宮にある陽明門がそうだとか。
逆柱は時に声も発するらしい。
『画図百鬼夜行』の石燕の絵にも、木目が顔のようになった柱が描かれている。
僕のアパートの天井にも木目の顔が一杯ありますが、喋りません。残念。