2013-03-01から1日間の記事一覧
『画図百鬼夜行』より「白児」 白児は、犬神と共に描かれている妖怪であるが、ほとんど詳しい事はわかっていない。犬神の弟子説や、白痴病の子供であるなどの説がある。 犬神憑きがかなり強烈な憑き物であることから、石燕が犬神に従うのを白痴の子として描…
『画図百鬼夜行』より「叢原火」 洛外西院の南壬生寺のほとりにあり 俗これを朱雀の宗源火といふ 叢原火は、京都に現れたとされる怪火の一種。 解説によれば、壬生寺地蔵堂で盗みを働いた僧侶が、罰で鬼火にされてしまった姿だという。 炎の中央には苦しそう…
『画図百鬼夜行』より「狸」 日本人なら誰もが知っている、化けの名手狸である。 鳥山石燕の妖怪画集にも数多くの狸が化けた妖怪は登場するが、初出はこの「狸」である。 因みに狸は地域によって呼び名が異なる事が多く、地味にややこしい。 ムジナ、マミな…