2013-02-20から1日間の記事一覧
『絵本百物語』より「天火」 天火は全国に事例のある怪火の一種で、ぶらり火ともいう。 『絵本百物語』には「これによって家を焼かれた者や死者が多数いる」とある。 『絵本百物語』内の説話では―― あるところに非情な代官がおり、やりたい放題なのでとにか…
『画図百鬼夜行』より「逆柱」 逆柱は家屋に起こる怪異であったり、柱そのものが妖怪となったもの。 木造建築における言い伝えの一つでもあり、本来木が生えていた向きと逆向きに柱を作り据えることで、家鳴りや怪現象が起きてしまう。 また、「完全な建築物…
『絵本百物語』より「累」 累は『絵本百物語』に出てくる妖怪であり、また累ヶ淵(茨城県にある地名)で起きたとされる実話が元になっている怪異譚でもある。 『絵本百物語』によれば―― 下総の国羽生村に、与右衛門という男とその妻おつわが住んでいた。 お…