『画図百鬼夜行』とは?
『画図百鬼夜行(がずひゃっきやこう)』は、安永5年(1776年)に出された鳥山石燕の妖怪画集。
鳥山石燕は江戸中期の浮世絵師であり、狩野派(日本の代表的な画派の一つ)。
妖怪画以外も描いたが、石燕の名を世に知らしめたのが「百鬼夜行シリーズ」と言われる4作品。
『画図百鬼夜行』はそのシリーズの最初の作品に当たる。
石燕がこのシリーズを描き始めたのは40歳を過ぎてからで、更に特に金儲け等の為では無く、純粋に妖怪画を嗜みたかっただけらしい。
しかしこれが現在でも妖怪画のルーツと呼ばれる程に重要な作品集となったのだからすごい。水木しげる先生も、かなり多くの石燕妖怪画を真似て描かれてます。
石燕は博識でも有名で、『画図百鬼夜行』含む以降のシリーズにもふんだんに洒落や言葉遊び、古書や海外伝承を織り込んだ常人にはとても真似できない奇才っぷりを発揮している。
因みに僕は石燕の絵を沢山使わせて頂いているので、しっかりとお墓参りも行ってきました。お墓は今も浅草の光明寺にあります。
図鑑では無い方の妖怪うぃきでは女子大生キャラで好き勝手やらせてもらってます(あくまでも真意は石燕妖怪画紹介ですよ!)ので、石燕先生が怒ってないか少し不安です。
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参考資料:『画図百鬼夜行』 鳥山石燕 画図百鬼夜行全画集