否哉(いやや)
『今昔百鬼拾遺』より「否哉」
むかし漢の東方朔、あやしき虫をみて怪我と名づけしためしあり
今この否哉もこれにならひて名付けたるなるべし
大変美しい後姿の妖怪。しかし川面に映る顔を見てみると、醜い老婆の顔が映っている。
それ以外にはあまり伝わっていない謎の多い妖怪でもある。
僕の勝手な想像だと、現代でもよくある「美女だと思っていたが振り向いたら……」の現象を妖怪化しちゃったものだと思う。
石燕はそういった遊び心を多分に持ち合わせていたので、案外当たってるんじゃないかと思う。
しかしなんとも……いやや。
妖怪内輪話~お歯黒×いやや×のっぺらぼう~ - 妖怪うぃき~現代にも現れる妖怪達~