河童だって憑きたいの
河童憑き(かっぱつき)
憑き物が連続しているが、そりゃもう紹介してない憑き物なんて山ほどあるわけで、そりゃもう我が国でなんだって人に憑くわけで、ともすりゃあらゆる生理現象だって憑き物に言い換えることもできちゃうぐらい選り取り見取りなわけで、今宵はそんな中からもよりどりミドリな河童憑きを紹介する。
というか、紹介もクソもミソもないのだが、河童が憑くのである。
さて河童と言えば最近何かとこのブログでも力を入れているが、とかく河童の要衝が集中しているのが九州。
この河童憑きも主に九州地方に言い伝えられている憑き物で、特に女性に憑きやすいのだと言う。
河童の生息している海や河の近くでみだらな恰好や仕草をすると憑かれてしまい、言動もエロくなり、性格までも淫乱になるのだとか。
よしちょっとその河童の腕ぶった切って妙薬貰って来よう。
――とそれは置いといて。
さてこの淫乱になってしまう憑き物というのは、なんとなく聞き覚えがあったので頑張って思い出してみたところ、そういえば北海道のアイヌに伝わるパウチカムイがなんとなく似ている性質を持っていた。
まぁあれは淫魔ではあるが、ここでちょっと思い出して欲しいのが北海道のアイヌに伝わるミントゥチという妖怪(未紹介)が凄く河童の特徴と似ているということ。
ちょっと思い出して欲しいなんて書いたが紹介してなかった。すんません。
とにかく、似ているのである。
故に僕は河童の起源は九州と北海道がとかく怪しいのではと思うようになったわけだが、もしかしてこの河童憑きも北海道と何らかのつながりがあるんじゃないか? と今ふと思って胸が熱くなった。
ところで冒頭の画像はかっぱ寿司のマスコットであるカーくん。
ぶっちゃけかっぱ寿司って良いイメージないのよね。
がんばれかっぱ寿司! もっと地下で働くかっぱさん達にご飯あげたげて!