コロポックル(ころぽっくる)じゃがポックル
コロポックル(ころぽっくる)
カタカナ名の妖怪は沖縄か北海道のどちらかと思ってもらってまず間違いない。
コロポックルは北海道のアイヌ伝承に残る小人の妖怪である。
意味は、「蕗(ふき)の下の小人」という意味で、水木先生も蕗を片手に持った小さいおっさんのコロポックルを描いている。
コロポックルは基本的に優しい小人であったようで、アイヌに刺青を教えたりしたのもコロポックルだと言われている。
正体については諸説あり、北海道にアイヌより前に暮らしていた種族だとか、別のアイヌであったとか、またコロポックルこそが日本人の起源であるという説まで色々である。
ただ、本当にそんなに小さかったのか――という点においてはわかっておらず、未だ謎の多いロマン妖怪でもあることは確か。
――ところで。
最近、かつてアルバイトしていた職場の懇意にしていたおばちゃんが、生家である北海道に帰省した時にお土産を買ってきてくれた。
「ホタテ? ウニ? カニ???」
と、すっかり日々okko (id:okko326)さんの北海道グルメ記事で毒されている僕は期待したのだが、渡されたものは――
妖怪だった。
じゃがりこに雑な手足が生えただけのようにも見えるこのじゃがポックルなる妖怪。
どうやら食べれるらしいので祟りを恐れず食べてみると、そりゃもうおいしかった。
北海道産って何でもウマイイメージがある。お菓子もまた然り。
でも名前は妖怪だし、箱を精査したら妖怪でも隠れてるんじゃね?
と思って調べていたら――
ちっちゃい妖怪見つけた。
※実際の商品にはドMな妖怪は入っておりません。画像はイメージです。