妖怪うぃき的妖怪図鑑

妖怪うぃきから産まれた妖怪図鑑ブログ。妖怪の原点に触れ、もっと魑魅魍魎を知るきっかけになれば幸いです。

化け鯨の一大葬送

化け鯨(ばけくじら)

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※画像はイメージです。化け鯨はどちらかというと骨です。

 

大海原を長く生き抜いた鯨は、最期に海の生物達に讃えられて海岸へと(海から見た時の異界へと)送られ、化け鯨と呼ばれる。
その葬送は、巨大な鯨の骨を中心として無数の魚達が周りを囲み、さらに海上は様々な種類の鳥が舞う。
化け鯨は数百年に一度しか現れない、本当に永きを生きた鯨のみが得られる称号。
 
出雲の国(現島根県)には化け鯨を見たという伝承も伝わっており、その様子は正に前述した通りである。
巨大な鯨の骨はそれだけでも不気味であるのに、それが送られながら海岸に迫って来ればさぞかし恐いものなのだろう。
 
ただ、そのホエールフューネラルは本当にレアなものであるので、見られたのなら怖がるのではなくむしろ喜ぶべきである。きっと幸運をもたらしてくれるはずである。
 
 
最後に僕も最近知ったことなのだが、クジラとイルカは大きさで呼び方を変えているだけで同じ種類の動物?らしい。ただし、境界となる大きさの定義も曖昧らしく、見る人によっては「クジラ」だったり「イルカ」だったりということも起こり得るということになる。
 
イルカショーで「なかなか可愛いクジラだね」と周りが???となるのを無視して言い続けたとしても、極端に考えれば間違ってはいないわけで、優越感に浸れるかも知れない。だからなに。