川男(かわおとこ)
川男は、河童の一種とされる妖怪。
『和訓栞(わくんのしおり)』という江戸時代の辞書に依れば、川辺に二匹の「川男」が並んで座り、物語を話していたらしい。
また、道に迷い込んだ旅人に物語を語って聞かせてくれたりもするらしい。
え……ただの優しい人じゃん……。
河童の一種、とは言われているものの、背が高かったり、肌が黒いなど河童とは異なる特徴が伝えられており、河童じゃないかも知れないらしい。
とにかく伝承が少ない為、水木しげる御大の描いた仲良く座る川男の絵しか見つからなかった。
因みに、肌が黒いことや、背が高いことなどから、
「夜に人のこと見間違えただけじゃね?」
という言ってはならない正体説もある。おそろしやおそろしや。