2013-01-26 手の目(てのめ) 『画図百鬼夜行』 『画図百鬼夜行』より「手の目」 顔に目がなく、代わりに両掌に目が付いた坊主の妖怪。 手の目は多分に洒落や言葉遊びが込められた妖怪のようで、「手目をあげる」という行為は悪事を明かす、という意味を持ち、坊主の妖怪であることも、賭け事などに負けてお金を無くす「ボウズになる」という言い回しに因んでいるようだ。 また、石燕の絵では背景に描かれたススキも洒落のひとつらしい。 石燕先生、どんだけ洒落好き教養人なんスか! 『画図百鬼夜行』妖怪一覧へ