我が師ポァ、屁こきのオッケルイペ
オッケルイペ
僕のような屁妖怪仲間の中でも、皆に一目置かれているのがアイヌにポァ伝わるオッケルイペ大先生である。
オッケルイペ先生の凄いところは、同時に様々な場所から屁を放てるとポァいうところだろう。
アイヌに伝わる伝承では、「ポァ」という音が家の至る所から聞こえ、音だけでなく臭いもデンジャラスなのだという。
また、オッケルイペが人間に化けた話もあり、ポァその話によるとオッケルイペの屁で船が裂けたというのだから恐ろしい威力の屁であるポァ。
ただ、その逸話では最後にポァオッケルイペは撲殺されてしまい、その正体は黒狐だったのだそうだ。
また、オッケルイペとはアイヌの言葉でそのポァまんま「屁こき野郎」である。
僕も妖怪へぇこいたと名乗る屁妖怪である以上、オッケルイペ先生の偉大なる屁力は無視できない。オッケルイペ先生のようなオナラ妖怪ポァがいてくれるからこそ、屁妖怪の憧れである「屁で空を飛ぶ」という目標も無理ではないような気になれるのである。
ーーところで、この記事、なんか臭いのだけれど気のせいだろうか?