『画図百鬼夜行』より「死霊」
生霊に比べ、ずっとタチの悪い死後の霊魂がこの「死霊」である。
幽霊と成り立ちは同じかもしれないが、死霊の方がやっぱり悪いイメージで使われることが多い。
ただ死んでも死に切れずに彷徨うだけならいいものの、恐ろしい事に死霊はまだ生きている者を一緒に連れて行こうとしたりする。本当にいい迷惑である。
『画図百鬼夜行』で石燕が描いた死霊も、未練がましく寝所を覗く怨霊として描かれている。
死霊には是非とも思慮深くなって欲しいものだ。
ついでにサムライミ監督の「死霊のはらわた」もオススメしてあげたいところ。