桂男(かつらおとこ)
『絵本百物語』より「桂男」
桂男は、月に住むと言われる、超イケメン妖怪。
伊勢物語から万葉集まで、様々な文献において桂男は美男子を示す言葉として使われてきた。
『絵本百物語』によると、月を長く見ていると、たまに桂男が現れて月から手招きをすると言う。しかし男が月を長く見ていた場合はどうなるのか? 気になる。美女じゃなくやっぱりイケメンが手招きをしてくるのなら石でも投げつけてやりたい。あるいは新たな性への目覚め……。『絵本百物語』の絵がイケメンとは程遠い気がするのはナイショ。
因みに、イケメン桂男に手招きされちゃうと寿命が縮む。夢見る乙女もほどほどに。
画中解説文
月をながく見いり居れば、桂おとこのまねきて命ちぢむるよし、むかしよりいひつたふ。
うぃき訳
月を長く見過ぎてると、桂男が手招きしてきて、寿命が縮んじゃうって昔から言い伝えられてるよ。
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