『絵本百物語』より「鬼熊」
鬼熊は、超パワータイプの熊の妖怪。
家畜の馬や牛を奪っては持ち帰り食べると言われる。(↑まさにお持ち帰り中)
特筆すべきはそのスーパーパワーで、人間が十人掛かりでもビクともしない大岩を鬼熊師匠は簡単に動かしてしまう。
また、人間や猿などは掌で押されただけで即死だと言う。ヤバイ。
恐らくは巨大な熊から生まれた伝承なのだと思う。
死んだフリが有効かどうかはナゾ。誰か検証頼む。
因みに『絵本百物語』には鬼熊を捕らえた猟師の話が載っていて、鬼熊の皮を広げたところ畳六畳では足りないほどに大きかったらしい。