天井下(てんじょうくだり)
『今昔画図続百鬼』より「天井下」
むかし茨木童子は綱が伯母と化して破風をやぶり出、今この妖怪は美人にあらずして天井より落
世俗の諺に天井見せるといふは、かゝるおそろしきめを見する事にや
天井よりぶら下がるおっさん(本当は老婆らしい)の妖怪。物凄く怖いが、無害。
天井下のような妖怪が産まれた経緯は、古来から天井というのは未知で不気味な場所であり、何が潜んでいるのかわからない、という恐怖を常に孕んでいた。その結果、このような天井の不気味さを具現化したような妖怪が産まれた。
しかしこんな怖い妖怪が突然天井から降りて来たら下手すりゃ驚き過ぎて死ぬ。