妖怪うぃき的妖怪図鑑

妖怪うぃきから産まれた妖怪図鑑ブログ。妖怪の原点に触れ、もっと魑魅魍魎を知るきっかけになれば幸いです。

2013-02-13から1日間の記事一覧

鵺(ぬえ)

歌川国芳の描いた「鵺」 鵺は日本でもなかなか知名度の高い恐ろしい妖怪として伝わっている。 その容姿は書によって異なるが、石燕も↓国芳も、サルの顔、タヌキの体、トラの手足、尾はヘビで描いている。 『今昔画図続百鬼』より「鵼」 鵼は深山にすめる化鳥…

震々(ぶるぶる)

『今昔画図続百鬼』より「震々」 ぶるぶる又ぞゞ神とも臆病神ともいふ 人おそるゝ事あれば、身戦慄してぞつとする事あり、これ此神のゑりもとにつきし也 震々は、人が恐怖を感じた際に襟元に取り憑き、震えさせるという妖怪。 つまり人がブルブルっと震える…

蛤女房(はまぐりにょうぼう)

『御伽草子』より 鶴の恩返しに似た逸話を持つ妖怪「蛤女房」は、 逃がしてくれた男の元へ恩返しに現れたとされる。 とにかく味噌汁を作るのが上手いらしい。なんと素晴らしい女房っぷりか。 まさに嫁にしたい妖怪である。 しかし、上手い話と美味い味噌汁に…

人面樹(にんめんじゅ)

『今昔百鬼拾遺』より「人面樹」 山谷にあり その花人の首のごとし ものいはずしてたゞ笑ふ事しきりなり しきりにわらへば、そのまゝ落花するといふ 人面のつく妖怪や化け物は多いが、なんと樹にまで人の顔は沸くようだ。 まぁ樹というのは顔に見えるような…