飯笥(ミシゲー)
飯笥
沖縄では、妖怪のことを「マジムン」と呼ぶ。
細かく言えば妖怪とはちょっと違うのだが、ここではそれは置いておく。
で、とにかく色々なマジムンが沖縄には存在している。
まぁたくさんの妖怪が存在しているのと同じと考えれば特に不思議でも無い。
そして、妖怪のように器物にもマジムンは宿る。これは付喪神と同じようなものだと思われるが、今回ここで紹介するのはしゃもじ。
沖縄県が産んだ恐怖のしゃもじ。しかしなぜか笑えるしゃもじ。
紹介しよう――
こちら↑が、マセキ芸能の芸人、二人揃って沖縄出身の、「しゃもじ」の二人である。
――というネタはさておき。
沖縄に伝わる杓文字の妖怪が、飯笥(みしげー)。
夜に戸を叩き、外に出て見たら杓文字が落ちていたり、空き地から物音をさせて幻覚を見せて人を惑わしたりもするのだという。
万物に魂が宿る我が国日本では、ほんとになんでもかんでも化けるのである。
他にも、沖縄には杓子がなるというナビゲーというマジムンもいる。
他にも、野球のべらぼうに巧い(特にキャッチャーが)タニシゲー、どう考えても攻略不可能なムリゲー、ドレッドヘアーが似合うレゲーなど、数多くの種類が存在して――たらいいなぁ、なんて夢のうちにおもいぬ。