老人火(ろうじんび)
『絵本百物語』より「老人火」
山奥を歩いていて、さらに大雨が降っていると見ることがあると言われる怪火と老人の妖怪。
老人火に出会った際の対処法は、獣の皮で叩くと消えるらしい。水をかけても消えない。
しかし普通の人が外出時に獣の皮を持っている可能性は極めて低いので、もし身に着けているものに獣製の物があれば迷わずそれを使うべし。ジェニファーロペスは有利か。
また、履いている物を頭に被れば火は逃げて行くとも言う。もしそれをせずに恐怖で逃げようものなら、火は延々とあなたについて来るだろう。次世代の新たなクリーンエネルギー開発に興味のある方以外、消えない火に追いかけられて喜ぶ者などいない。
一説には老人火の老人は天狗であるともいい、老人火の事を「天狗の御燈(てんぐのみあかし)」ともいう。