『今昔百鬼拾遺』とは?
1780年(安永10年)に刊行された鳥山石燕の妖怪画集。
『今昔百鬼拾遺』の読みは「こんじゃくひゃっきじゅうい」。
『画図百鬼夜行』で始まり、『今昔画図続百鬼』で妖怪の魅力をふんだんに描き、この『今昔百鬼拾遺』では妖怪の奥深さ、複雑さを堪能できる(気がする)。
博識だった石燕先生が本気を出し、中国古書などからの知識が多く入っているのがこの『今昔百鬼拾遺』だと僕は勝手に思っている。
前作『今昔画図続百鬼』に続きこちらも解説文付き。というか無いのは最初の『画図百鬼夜行』だけか。
ただし石燕先生の創作妖怪も多分に入っている。
『画図百鬼夜行』とは? 『今昔画図続百鬼』とは? もどうぞ。
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参考資料:『画図百鬼夜行』 鳥山石燕 画図百鬼夜行全画集