『百器徒然袋』より「乳鉢坊、瓢箪小僧」 へうたん小僧に肝を消して青ざめたりしが、乳ばち坊の泉ばちのおとに夢さめぬとおもひぬ 乳鉢坊と瓢箪小僧は、それぞれ乳鉢と瓢箪が付喪神化した妖怪である。 乳鉢とは、すり鉢のような物であるが、石燕が描いたのは…
『百器徒然袋』より「簑草鞋」 雪は鵝毛に似て飛でさんらんし、人は鶴裳をきてたつて徘徊せし、そのふる簑の妖くはゐにやと、夢の中におもひぬ 「何見てんだよ」 ーーといった視線がイカす、妖怪簑草鞋。身体が簑、脚が草鞋となっており、防寒も滑り止めもバ…
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