妖怪うぃき的妖怪図鑑

妖怪うぃきから産まれた妖怪図鑑ブログ。妖怪の原点に触れ、もっと魑魅魍魎を知るきっかけになれば幸いです。

2013-02-02から1日間の記事一覧

赤舌(あかした)

『画図百鬼夜行』より「赤舌」 雲の中から現れたかのような、真っ赤な舌(または口)を持つ妖怪。 しかし正体がはっきりしていない。 六曜の赤口を由来とする説(大安、仏滅とかのアレ)、太歳(木星)の西門を守護する赤舌神を起源とする説などなどあるが、…

山童(やまわろ)

『百怪図巻』より「山わろ」 山童は山に住む子供のような姿の妖怪。 山操と書いてやまわろと読む場合もある。 山童は、西日本では河童が秋になると山に入りなるものとされており、同じように春になると川へ戻って河童になるとされる。 故に河童と同様、山童…

うわん

うわん 『百怪図巻』より「うわん」 「うわん!」と大声を上げて脅かしてくるだけのなんとも迷惑な妖怪。 解説文が一切無い為正体が謎に包まれている。 山中に出てくる、または屋敷に出るとも言う。 鹿児島や熊本の一部では化け物の事を「わん」や「わんわん…

犬神(いぬがみ)

『百怪図巻』より「犬神」 犬神は、妖怪と呼ぶよりも憑き物として伝わるモノ。 特に西日本の広い範囲に犬神信仰があり(現代においても残っている地域も多いとか)、また憑き物筋として犬神持ちの家系があったりする。 犬神の発祥としては、蠱術(こじゅつ。…