この木何の木? 妖怪ナンジャモンジャ
ナンジャモンジャ
※画像はヒトツバタゴ
ナンジャモンジャは、全国様々な場所に伝わる木の妖怪である。
長野県では、ナンジャモンジャを切り倒そうとした男が病気になったりした、という伝承もある。更に落雷で枯れた木を取り除こうとしたらけがをして死んでしまったとも。ナンジャその強力な祟りは?
ただ、このナンジャモンジャのそもそもの語源が「なんだこの木?」みたいな言葉であるようで、「なんだかわからない木」をそう呼ぶようになったのが元である。
故に、ナンジャモンジャである、と言われる木は一種類ではなく、複数の木が「ナンジャモンジャ」と呼ばれている。
冒頭画像に使ったヒトツバタゴが一番一般的なようだが、他にもタブノキ↓
ホルトノキ↓(因みにこの画像のホルトノキは静岡県にある日本最大のホルトノキ)
クロガネモチ↓
等もナンジャモンジャと呼ばれることがある。
結局の所、名前の判らぬ木を「なんじゃもんじゃ」と呼んでしまっても間違いではないのだから、木の名をよく知らぬ者ほど多くのナンジャモンジャに出遭えるとも言える。
僕なんかほぼ全ての木がナンジャモンジャだ。
その木が妖怪的な怪を成すかどうかは別として。
もう今年もあと一日となった12月30日に、時事ネタ皆無で木の妖怪紹介してるこの妖怪ブログ。ドンナモンジャイ。