『今昔百鬼拾遺』より「茂林寺釜」 上州茂林寺に狸あり 守霍といへる僧と化して寺に居る事七代、守霍つねに茶をたしみて茶をわかせば、たぎる事六、七日にしてやまず 人のその釜を名づけて文福と云 蓋文武火のあやまり也 文火とは縵火也 武火とは活火也 茂林…
『今昔百鬼拾遺』より「大座頭」 大座頭はやれたる袴を穿、足に木履をつけ、手に杖をつきて、風雨の夜ごとに大道を徘徊す ある人これを問て曰、いづくんかゆく 答ていはく、いつも倡家に三絃を弄すと 大座頭は、座頭姿で夜に徘徊している妖怪である。石燕は…
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