『今昔百鬼拾遺』より「あやかし」 西国の海上に船のかゝり居る時、ながきもの船こえて二三日もやまざる事あり 油の出る事おびたゞし 船人力をきはめて此油をくみほせば害なし しからざれば船沈む 是あやかしのつきたる也 あやかしとは、海上に現れる妖怪、…
『今昔百鬼拾遺』より「青行燈」 燈きえんとして又あきらかに、影憧々としてくらき時、青行燈といへるものあらはるゝ事ありと云。むかしより百物語をなすものは、青き紙にて行燈をはる也。昏夜に鬼を談ずる事なかれ。鬼を談ずれば怪いたるといへり。 青行燈…
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