『百器徒然袋』より「三味長老」 諺に沙弥から長老にはなられずとは、沙弥渇食のいやしきより、国師長老の尊にはいたりがたきのたとへなれども、是はこの芸にかんのうなる人の此みちの長たるものと用ひられしその人の器の精なるべしと、夢の中に思ひぬ 三味…
『今昔百鬼拾遺』より「古庫裏婆」 僧の妻を梵嫂といへるよし、輟耕録に見えたり ある山寺に七代以前の住持の愛せし梵嫂その寺の庫裏にすみゐて、檀越の米銭をかすめ、新死の屍の皮をはぎて餌食とせしとぞ 三途川の奪衣婆よりもおそろしおそろし 婆、が付く…
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