2013-03-08から1日間の記事一覧
『百器徒然袋』より「如意自在」 如意は痒きところをかくに、おのれがおもふところにとゞきて心のごとくなるよりの名なれば、かく爪のながきも痒きところへ手のとゞきたるばけやうかなと、夢心に思ひぬ 如意自在は『百器徒然袋』に描かれている如意の付喪神…
『百鬼夜行絵巻』より「胴面」なんとわかりやすい名前か。胴にツラがあるので胴面である。首から上が無く、代わりに胴に顔があるだけの妖怪ではあるが、様々な洒落や言葉遊びが含まれている妖怪でもある。そもそも名前が「どうのつら」であり、どのつら下げ…
『今昔画図続百鬼』より「水虎」 水虎はかたち小児のごとし 甲はさんぜんこうのごとく、膝頭虎の爪に似たり もろこし涑水の辺にすみて、つねに沙の上に甲を曝すといへり 水虎は中国に伝わる水辺に生息する妖怪。日本に伝わった際、性質が似ていることから河…