2013-03-05から1日間の記事一覧
逢魔時 『今昔画図続百鬼』より「逢魔時」 黄昏をいふ。百魅の生ずる時なり。 世俗小児を外にいだす事を禁む。 一説に王奔時とかけり。これは王奔前漢の代をうばひしかど、程なく後漢の代となりし故、昼夜のさきひを両漢の間に比してかくいふならん。 逢魔時…
『百鬼夜行絵巻』(松井文庫所蔵版)より「べくわ太郎」 とにかく食いしん坊な妖怪。 食いしん坊過ぎて両親に捨てられてしまい、妖怪になったのだとか。 しかし、ただの食いしん坊ではないのがべくわ太郎の素敵な所。 絵でもあっかんべぇ、をしているが、な…
『今昔画図続百鬼』より「不知火」 筑紫の海にもゆる火ありて、景行天皇の御船を迎へしとかや されば歌にもしらぬひのつくしとつゞけたり 不知火は九州を中心に伝わる怪火の一つであり、現代でも見る事が出来る。 主に不知火が現れるのは深夜で、海岸から数…