2013-02-09から1日間の記事一覧
蝦夷(北海道)の東海に生息すると言われる、ハンパじゃなくデカイ魚の妖怪。いや、妖怪というよりはUMAかも。大海の海の底から、雷鳴が轟くような轟音が聞こえ、大波が起こる。それが「オキナ」登場の合図であり、それを聞いてしまったのならもう逃げようもな…
『今昔画図続百鬼』より「青女房」 荒たる古御所には青女房とて女官のかたちせし妖怪、ぼうぼうまゆに鉄漿くろぐろとつけて、立まふ人をうかゞふとかや。 鏡を覗き込む、お歯黒べたべた、眉毛ぼうぼうで、誰もいないような荒れた古御所で、誰かが訪ねて来る…
『今昔百鬼拾遺』より「芭蕉精」 もろこしにて芭蕉の精人と化して物語せしことあり 今の謡物はこれによりて作れるとぞ 松尾芭蕉は無関係。 芭蕉という多年草に宿る妖怪で、主に人を脅かすと言われる。 石燕の解説文にも書かれているが、芭蕉精の怪異譚は中国…