北斎流風神雷神
『北斎漫画』より「雷」、「風」
北斎漫画にも風神雷神がいたよ!
ということで紹介。
風神雷神と言えば俵屋宗達の屏風絵が有名だが、風神と雷神を対として描いた絵は実に千年以上前からあった。
やはり超古代の風神雷神も今と似た姿で、風神はいつだって風袋に風を受けてぶっ飛んでいる。
北斎が描いた雷と風も、威厳たっぷり、と言うよりはなんだか楽しそうである。
雷神は「いくぞオラァッ!」な感じだし、風神は「ぶびゃぁぁぁ風楽しぃぃぃ!」な様子。
余談だが、風で空を飛ぶと言えばやはりメリーポピンズを連想する方も多いと思う(傘で飛んじゃうディズニーのアレ)。
僕から見ればあれはどう考えても風神をモチーフにしており、風神に対するリスペクトする気持ちすら感じられる。
未だいい歳になっても風の強い日には傘で空が飛べないかと挑戦し、買ったばかりのコンビニビニール傘を駄目にする僕だが、これはやはりポピンズの、いや、風神の魂が宿るからに違いない。
ところで、最近の子には雷が鳴っている際に「ドリフの雷様だろ」と言っても全く理解してくれない。歳はとりたくないものですな。