赤がしら(あかがしら)
『百鬼夜行絵巻』(松井文庫版)より「赤がしら」
赤がしらは燃えるような真っ赤な髪の毛が眩しい桜木花道な妖怪。
特に赤がしらが危害を加えてくるようなことはないのだが、その赤い髪に少し問題がある。
なんとコイツの赤い髪は本当に見ていられないほどに眩しく輝いており、下手をすると失明するレベルだという。
そして赤がしらの髪の毛をよく見てみると、渦を巻いているのが確認できる。
ジョルノジョバーナでなければパーマをかけるおばちゃんか。なんにしろ江戸時代にまるで未来を予知しているかのような妖怪が描かれていたのである。
しかしこの妖怪、随分と幸せそうである。
老後は好きな髪色に染め、コイツのようにヘラヘラと、踊りながら暮らしたいものである。