金霊(かねだま)
『今昔画図続百鬼』より「金霊」
金だまは金気也
唐詩に不貧夜識金銀気といへり
又論語にも富貴在天と見えたり
人善事をなせば天より福をあたふる事、必然の理也
金霊は金の精霊、または金の気の塊である。妖怪というよりは怪異、怪異というよりは奇跡か。
これが舞い降りて来た家は裕福になるという。しかしただのうまい話ではないようで石燕の解説にもあるように
ーー人善事を成せば天より福を与うること必然の理也ーー
とあるように、良い行いをしている者にしか訪れないとされる。
ちぇっ