妖怪うぃき的妖怪図鑑

妖怪うぃきから産まれた妖怪図鑑ブログ。妖怪の原点に触れ、もっと魑魅魍魎を知るきっかけになれば幸いです。

現代妖怪譚

平成俄か入道

俄か入道(にわかにゅうどう) 少し飲み過ぎていて、足取りは覚つかず、フラフラと川原の上のサクリングロードを歩いていた――と思います。 その辺りは地名に「狐」が入っている場所が多く、祖父にもよく狐に化かされる話を聞かされていました。 ふと見ると、…

逢魔時(おうまがとき)

逢魔時 『今昔画図続百鬼』より「逢魔時」 黄昏をいふ。百魅の生ずる時なり。 世俗小児を外にいだす事を禁む。 一説に王奔時とかけり。これは王奔前漢の代をうばひしかど、程なく後漢の代となりし故、昼夜のさきひを両漢の間に比してかくいふならん。 逢魔時…

小豆洗い(あずきあらい)

小豆洗い 『絵本百物語』より「小豆洗い」 大分県に伝わる伝承の「小豆洗おか、人とって食おか」でお馴染みの小豆を洗う妖怪。全国各地に伝承が伝わっている。 山梨県では古い橋の下によく現れたと云われ、正体は貉ではないか、と甲府の人々は考えていたよう…