『百器徒然袋』より「松明丸」 松明の名はあれども、深山幽谷の杉の木ずゑをすみかとなせる天狗つぶての石より出る光にやと、夢心におもひぬ 松明丸は、天狗火の一種である。 石燕の解説文には、 「松明の名はあれども、深山幽谷の杉の木ずゑをすみかとなせ…
『百器徒然袋』より「鐙口」 膝の口をのぶかにいさせてあぶみを越しておりたゝんとすれども、なんぎの手なればと、おなじくうたふと、夢心におぼへぬ 鐙口は、名前の通り鐙が妖怪となったもの。鐙を繋ぐ鞍がまるで大きな口を開けたように、なっている。 鐙と…
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