『百器徒然袋』より「鞍野郎」 保元の夜軍に鎌田政清手がらをなせしも我ゆへなれば、いかなる恩をもたぶべきに、手がたをつけんと前輪のあたりをきりつけらるれば、気も魂もきへぎへとなりしとおしみて唄ふ声いとおもしろく、夢のうちにおもひぬ この野郎な…
『百器徒然袋』より「栄螺鬼」 雀海中に入てはまぐりとなり、田鼠化して鶉となるためしもあれば、造化のなすところ、さゞえも鬼になるまじきものにもあらずと、夢心におもひぬ 栄螺鬼は、栄螺が鬼と化した妖怪。 なぜサザエが鬼となったのかは、石燕の解説文…
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