妖怪うぃき的妖怪図鑑

妖怪うぃきから産まれた妖怪図鑑ブログ。妖怪の原点に触れ、もっと魑魅魍魎を知るきっかけになれば幸いです。

2013-04-11から1日間の記事一覧

小袖の手(こそでのて)

『今昔百鬼拾遺』より「小袖の手」 小袖の手は、死んだ女性が生前着ていた着物より、にゅるりと手が飛び出した妖怪(怪異)である。 石燕の解説文には「すべて女ははかなき衣服調度に心をとゞめて、なき跡の小袖より手の出しをまのあたり見し人ありと云」 と…

妖怪って何種類いるの?

妖怪が一体何種類存在しているのか? それも気になる方は多いでしょう。 しかし妖怪自体がよく解らない現象を指すものであったり、絵師によって創作されたものであったりする以上、正確に「〇〇〇種類ダヨ」と言う事は不可能です。 実際、現代のみならず江戸…

矛担(ほこかつぎ)

『百鬼夜行絵巻』(真珠庵本)より「矛担」 現存する百鬼夜行絵巻の中でも、最古のものとされながらも、後発の絵巻にも全く劣らない素晴らしい絵巻が『百鬼夜行絵巻』の真珠庵所蔵、通称『真珠庵本』。 その絵巻で最初に描かれているのが、この妖怪「矛担(ほ…