『今昔百鬼拾遺』より「倩兮女」 楚の国宋玉が東隣に美女あり 墻にのぼりて宋玉をうかがふ 嫣然として一たび笑へば、陽城の人を惑せしとぞ およそ美色の人情をとらかす事、古今にためし多し けらけら女も朱唇をひるがへして多くの人をまどはせし淫婦の霊なら…
『今昔百鬼拾遺』より「蛇骨婆」 もろこし巫咸国は女丑の北にあり 右の手に青蛇をとり、左の手に赤蛇をとる人すめるとぞ、蛇骨婆は此の国の人か 或説に云、蛇塚の蛇五右衛門といへるものゝ妻なり よりと蛇五婆と呼びしを、訛りて蛇骨婆といふと 未詳 鳥山石…
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