妖怪うぃき的妖怪図鑑

妖怪うぃきから産まれた妖怪図鑑ブログ。妖怪の原点に触れ、もっと魑魅魍魎を知るきっかけになれば幸いです。

2013-03-13から1日間の記事一覧

油赤子(あぶらあかご)

『今昔画図続百鬼』より「油赤子」 火の玉になりスゥっとやってきて、赤ん坊の姿になり油を嘗め盗んでいく妖怪。 なぜ赤子の姿かというのは……バレた時に許してもらいやすいからだろうか? 油を盗むタイプの妖怪は地味に多い。その理由は、当時(江戸時代、あ…

提灯火(ちょうちんび)

『今昔画図続百鬼』より「提灯火」 田舎などに提灯火とて畦道に火のもゆる事あり 名にしおふ夜の殿の下部のもてる提灯にや 提灯火は日本各地に伝わる怪火の一種。 正体は狐であるとも言われるが、徳島県等では狸の仕業とされていたりする。 絵をよく見ると解…

般若(はんにゃ)

『今昔画図続百鬼』より「般若」 般若は経の名にして苦海をわたる慈航とす しかるにねためる女の鬼となりしを般若面といふ事は、葵の上の謡に、六条のみやす所の怨霊行者の経を読誦するをきゝて、あらおそろしのはんにや声やといへるより転じて、かくは称せ…