妖怪うぃき的妖怪図鑑

妖怪うぃきから産まれた妖怪図鑑ブログ。妖怪の原点に触れ、もっと魑魅魍魎を知るきっかけになれば幸いです。

2013-02-16から1日間の記事一覧

木魚達磨(もくぎょだるま)

『百器徒然袋』より「木魚達磨」 杖払木魚客板など、禅床ふだんの仏具なれば、かゝるすがたにもばけぬべし 払子守とおなじきものかと、夢のうちにおもひぬ 木魚達磨は付喪神盛りだくさんな鳥山石燕の『百器徒然袋』に描かれている木魚の妖怪。 石燕の解説文…

波山(ばさん)

『絵本百物語』より「波山」 波山は愛媛県に伝わる巨大怪鳥の妖怪。 婆沙婆沙(ばさばさ)という名でも伝わる。 『絵本百物語』によると、波山は深薮に住み、夜行性な為滅多に人の前には現れないという。 夜にはよく空を翔ぶが、その時の音が「バサバサ」とい…

芝右衛門狸(しばえもんだぬき)

『絵本百物語』より「芝右衛門狸」芝右衛門狸は兵庫県に伝わる、日本を代表する三大狸の一つに入る名狸。『絵本百物語』に依れば、大変教養もあり博識で、おじいちゃんに化けていたが皆にも大変好かれていたらしい。しかし人間の姿で芝居を見た帰り、犬に正…