妖怪うぃき的妖怪図鑑

妖怪うぃきから産まれた妖怪図鑑ブログ。妖怪の原点に触れ、もっと魑魅魍魎を知るきっかけになれば幸いです。

2013-01-30から1日間の記事一覧

塗仏(ぬりぼとけ)

『百怪図巻』より「ぬりぼとけ」 黒塗りがイカす、仏壇に沸く妖怪。 目玉が飛び出している、仏壇から飛び出ている、という事以外に正体に対する解説が無い為、未だにどのような妖怪なのか具体的に解っていない。 ただ、目玉が飛び出ているということから人を…

おとろし

『百怪図巻』より「おとろし」 おどろおどろ、恐ろしい――そういった言葉が妖怪化した(と言われる)妖怪。 どの作品でも頭だけの鬼の様に描かれているが、解説文のある資料が無いためいまいち正体の解らない妖怪でもある。 ただ、おとろしは「わいら」とセッ…

元興寺(がごぜ)

『画図百鬼夜行』より「元興寺」 奈良の元興寺(がんごうじ)に現れたとされる妖怪。 元興寺の鬼、とも呼ばれる。 描かれる姿もまちまちで、↑の石燕の絵では僧の姿の鬼で描かれているが、『百怪図巻』には↓のように恐ろしい表情の人間として描かれていたりする…

髪切り(かみきり)

『百怪図巻』より「かみきり」 こっそり人の髪を切るなんとも地味な妖怪。髪の薄い人には脅威。 江戸時代にはこの妖怪のうわさが何度も飛び交ったらしい。髷を切られた……とでも言うのだろうか? 正体はキツネ説とカミキリムシ説がある。絵を見る限りではどう…